「春の日」
母がお昼にこう言った
いいとこに連れてってあげる
そこでお弁当食べようよ
それでわたしらさんにんで
春陽炎(はるかげろう)の立つ道を
歌をうたって歩いていった
妹と手をつないで
母と手をつないで
歌をうたいきらないうちに
すぐに到着 近所の畑
菜の花でいっぱい
黄色とみどりでいっぱい
わあ、なんていいとこなんだろう
菜の花にうもれて
おむすびとゆで卵
ぽかぽか光のにおい
葉っぱと土のにおい
みんな春のにおい
思春期からの私を
母は嫌いぬいたけれど
でも
おかあさん
あのときは
たのしかったね
母がお昼にこう言った
いいとこに連れてってあげる
そこでお弁当食べようよ
それでわたしらさんにんで
春陽炎(はるかげろう)の立つ道を
妹と手をつないで
母と手をつないで
歌をうたいきらないうちに
すぐに到着 近所の畑
菜の花でいっぱい
黄色とみどりでいっぱい
わあ、なんていいとこなんだろう
菜の花にうもれて
おむすびとゆで卵
ぽかぽか光のにおい
葉っぱと土のにおい
みんな春のにおい
思春期からの私を
母は嫌いぬいたけれど
でも
おかあさん
あのときは
たのしかったね
✼‥┈┈‥✼‥┈┈‥✼‥┈┈‥✼